2020.9.11
おはようございます。
永太建工の鈴木です。
本日は、前回のテーマ「せっかく建てたのに住みづらい家」の続きです。
●必要な場所に収納が少ない家
2階建て住宅で、かつ子供部屋を2階につくってしまった場合、
1階に相当大きな収納スペースをつくっていないと、
子供たちの荷物でリビングダイニングがごった返すようになります。
そして、それは子供たちが自分の部屋を使ってくれるようになる思春期まで
確実にずっと続くことになります。
リビング付近には、子供たちのモノが常時溢れているのはもちろん、
それを解決するために収納家具を置いとしても、
その程度では何の役にも立たなかったりします。
わざわざ、リビングが狭くなるような家具を置いたにもかかわらずです。
それどころか、本来食事をとるはずだったダイニングテーブルの上も、
書類や子供たちのモノでごった返し、ダイニングチェアーはいつの間にか、
子供たちの普段着やご主人の仕事着のハンガー代わりになってしまいます。
しかも、せっかくお洒落につくった対面キッチンのカウンターも、
手紙やら薬やら食器やらが陳列され、
ただの雑然とした汚いモノ置き棚になってしまいます。
おまけに対面キッチンの場合、
ゴミの予定表や学校の予定表などがペタペタ貼られた冷蔵庫や、
生活感満載の家電置き場付近がリビングやダイニング側から丸見えになるので、
いつも過ごすリビングダイニングキッチンが、
完成したばかりの光景はどこへやら・・・ということになってしまいますしね。
●アパートの良さも活かした住みやすい家にするために
せっかく建てた家を、
わざわざこのような住みづらそうな状況にしてしまわないためにも、
家を2階ありきで考えないようにしていただければと思います。
家の基本は、平屋から始まります。
敷地が許すなら、1階だけで全て完結すれば、洗濯の作業も楽になるし、
1階の収納不足で片付けや整理整頓に困ることもないし、
家の中の温度差も出来にくくなります。
また、将来もずっと暮らしやすい住まいにもなることでしょう。
この考え方を基本にして、どうしても敷地に入らなかった場合、
入らなかったスペースを2階に配置する。これでいいのではないでしょうか?
無駄に土地を余らせたところで、庭の工事費用が高くなるだけじゃなく、
後々の維持管理も大変になることですしね。
しかしながら、ただ単に平屋にすればいいというわけではありません。
もちろん、それには間違いなくアイデアと工夫が必要になります。
それが設計の秘訣というわけなのですが、
もし、そのような住まいにご興味を持ってくださったなら、
一度弊社の住まいを見に来ていただければと思います。
明るくてカッコ良くて、本当に住みやすい家をご覧いただけるはずですから!
それでは、、、